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電子マネーiDは今までに紹介した電子マネーとはちょっと種類が違うよ。ポストペイ型として出発したiDは他のカードにくっつけて利用することができるんだ。最近ではプリペイド型やデビットカード型も出てきて、使い勝手がどんどん良くなっているよ。
iDはどんな電子マネー?
「iD」はNTTドコモが運営する電子マネーです。
電子マネー「iD」は対応しているカードを読み取り機にかざすだけですぐに支払いをすることができる非接触型ICカードの技術を採用しています。
このタッチ決済は会計を数秒で済ますことができ、忙しい現代人にぴったりです。
タッチ決済ができる電子マネーといえば、他に「楽天Edy」や「Suica」などが有名ですね。
でも、実を言うと「iD」「楽天Edy」や「Suica」とはちょっとカテゴリーが違うのです。
どういうことかというと「iD」だけ、の電子マネー用カードというものが存在しないのです。
「iD」の場合、必ず何か別のカードにくっついているのが特徴です。
具体的には
1.クレジットカードにくっついているiD
2.他の電子マネーカードにくっついているiD
3.デビットカードにくっついているiD
の3つの形態が存在します。
順番に見ていきましょう。
iDの種類
クレジットカード付属のポストペイ型
まずはクレジットカードにくっついているタイプのiD。
iD機能を付加できるのは
・イオンカード
・dカード
・オリコカード
など70社以上のクレジットカードです。
クレジットカードと一体になっているため、iDとして利用した支払い分はクレジットカード会社に請求が行くことになります。つまり、iDでしはらってもクレジットカードで支払ったのと仕組みは同じ、「後払い」なわけです。
ポストペイ型電子マネーについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
事前チャージの必要がなく、残高を気にせず使うことができるので電子マネーをどんどん使っていきたい人はクレジットカード一体型のiDを使うとよいでしょう。
「でもわざわざiDをつかわなくても、クレジットカードで支払えばいいんじゃない?」と思った人はするどいですね。
クレジットカード一体型の場合、お店ではiD経由でもクレジットカード経由でも清算することが可能です。
どちらの清算方法を使っても、クレジットカード会社から後でお金を請求されることにも変わりない・・・それでもiDを使うメリットは
スピード決済
の一言に尽きます。
クレジットカードを使う場合、店員さんにクレジットカードを手渡し、レジでカードを読み取ってもらい、支払いのためのサインをしなくてはなりません。
でもiDなら、読み取り機にカードをかざすだけ!
これは一度試したらやめつきになってしまう手軽さがあります。
また世の中にはiDはOKだけどクレジットカードは使えないお店も、クレジットカードはOKだけどiDは使えないというお店もあります。そんなとき、どちらの支払い方法にも対応しておけば1つのカードで支払いができる機会が2倍に増えるというわけです。
電子マネー付属のプリペイド型iD
iDはプリペイド型の電子マネーにくっつけて使うこともできます。
例えばdカードプリペイドは前払い方式の電子マネーで、iD機能を搭載しています。
前払い式のdカードプリペイドはチャージした分だけしか使えないので、使いすぎを予防することができます。
また電子マネーですので、クレジットカードに抵抗がある人、審査が通るか不安な人、未成年でクレジットカードに申し込む資格がない人でも手軽にiDを使うことができます(dカードプリペイドは12歳の中学生以上から申し込みが可能です)。
iDを使えば読み取り機で一瞬で支払いをすることが可能です。またdカードプリペイドはMasterCardとも連携していますのでクレジットカードのような使い方もできます。
ではお店がどちらの支払いにも対応している場合は?
お店の人が迷ってしまわないよう、レジでは「iD」支払いか、MasterCardのクレジットカード支払いかをはっきり伝えましょう。
デビットカード型iD
三井住友銀行のSMBCデビットではiDを使うことができます。
デビットカードというのは、支払金額を銀行口座から即時引き落としすることができるカードのことです。
(詳しくは以下記事を参照)
デビットカードで支払いを行うときはサインを求められたり等クレジットカード支払いと同等の手続きが必要なことが多いですが、iD支払いを使えば即時清算が可能です。
またデビットカードの場合支払った金額は口座からすぐに引き落とされます。
口座の残金内でしか支払いが行われないため、後日請求金額を見て「使いすぎた!」と青ざめることもありません。
デビットカードつきiDならば銀行口座の残金をそのまま電子マネーとして使えるため、いちいちチャージする手間も省けます。
iDを使ったらポイントはもらえる?
iDには固有のポイント制度はなく、くっついているカードに従ったポイントが貯まる仕組みです。
例えば、dカードプリペイドにくっつけているなら支払い時のポイントがdポイントとして貯まるということですね。
このため、クレジットカードにくっつけるならポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶととてもお得です。
ただし電子マネーにくっつけるなら、ポイント還元率だけでなく、あなたにとって使う機会が多い電子マネーを選ぶことが重要です。電子マネーはクレジットカードに比べて、どうしても使えるお店の種類が少なくなります。「ポイント還元率は高いけれど、あまり周りに使えるお店がない…」という事態になれば宝の持ち腐れになってしまいます。
※記事は執筆時の公式サイトを参照に作成しています。実際に電子マネーを使用する際は公式サイトで最新情報を確認してください。
※記事内の写真提供元は写真AC・イラストAC・pixabayです。
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