電子マネー基礎知識

電子マネーを使うメリット・デメリット

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どこもかしこも電子マネー…。レジにはずらーっと使える電子マネーの種類が並んでいて、目がちかちかするよ。現金派はダメなのか!

いろいろな電子マネーがあるけど、使えるところと使えないところがあったり。結局現金が一番なんじゃない?べつに電子マネーを無理に使わなくてもさ。

クレジットカードがあれば、電子マネーの必要性ってかんじないのよね。

うんうん。いろいろな意見があるのは分かるよ。でもこれだけ電子マネーが広まっているのは、現金にはないメリットがたくさんあるからでもあると思うんだ。電子マネーのメリットとデメリットを紹介するから、電子マネーが自分に合うのかどうか、ちょっと考えてみてくれると嬉しいな。

電子マネーのメリットはコレ!

小銭いらずでお財布すっきり

電子マネーはカード1つで支払いが可能です。会計の際にお札や小銭をいちいち財布から出す必要がありません。

また電子マネーでは、残高から支払い金額ちょうどが引き出されます。レジで支払うお金はいつも請求額ぴったり。「お釣り」という概念が存在しません。そのため、小銭でお財布が重たくなることがなくなります。

お財布の中は電子マネーのカード一枚ですっきり!

さらに電子マネーの中にはスマートフォンをかざすだけで支払いができるもの、キーホルダータイプのもの、腕時計タイプのものもあります。

電子マネーを使えばお財布すら持たずに買い物に出ることも可能というわけです。

使うたびにポイントが貯まる

「電子マネーを使えば、現金で支払うよりお得」という話を聞いたことはありませんか。

電子マネーは使うたびに、金額に応じたポイントが貯まるものが多いです。

貯まったポイントは電子マネーにチャージして、お金と同じように使うことができます。

ポイントを使わず、支払いを行った後日、電子マネーの残高に数パーセントの電子マネーが還元されるタイプのものもあります。

ポイントの還元率は様々です。高還元のものだと支払額の2%が返ってくるKyashや、コード支払いで3%が還元されるPayPayなどがあります。

また、期間限定ではありますが、還元率が一時的に高くなるキャンペーンを利用するとびっくりするほどの高還元を受けられることもあります。

さらに、2019年の消費税増税対策として、政府はキャッシュレス決済を行った消費者に対し、ポイントを増額する事業を立ち上げています。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://paypay.ne.jp/event/wakuwaku/

同じお金を払うなら現金で決済するよりも電子マネーを利用した方がお得になる機会が増えるということです。

ただしたまに使っただけではポイントが貯まらない電子マネーもあります。例:PASMOには独自のポイントプログラムがありません。

タッチで即支払いが可能な電子マネーは急いでいるときに便利

電子マネーの中には、カードを店員さんに手渡すことなく瞬時に決済ができるものもあります。

これは非接触型ICカードという技術を使った電子マネーで、楽天EdyやSuicaなどが該当します。カード読み取り機にカードをかざすだけで、一瞬のうちに決済が完了してしまうという優れものです。

クレジットカードでの支払いは、店員さんにカードを渡し、カードを読み取ってもらったうえ、サインを求められる…と一連の動作が必要です。通勤前の急いでいる時間、少額の買い物をしたお店でサインを求められ、思わず「イラっ」っとした経験のあるクレジットカードユーザーは一度電子マネーの使用を考えてみてはいかがでしょうか。

ただし、すべての電子マネーがタッチ決済できるわけではありません。以下の記事では非接触型ICカードの説明に加え、タッチ決済ができる電子マネーについても紹介しているので参考にしてください。

審査不要で基本誰でも持てる

クレジットカードは「お金を借りて使う」カードですから、借りたお金がちゃんと返せるのか、カード発行時に審査が入ります。

失業中、主婦、フリーター…年収金額が審査基準に満たない等カード発行会社が「この人には貸せない」と判断したら、クレジットカードを手に入れることはできません。

もちろん、収入のない小学生や中学生といった未成年がクレジットカード持つのも現実的ではありませんね。

しかし、電子マネーは違います。電子マネー各社の基準はそれぞれ異なりますが、多くの電子マネーは親権者の許可があれば小学生や中学生でも持つことができます。
年収や職業がネックになって発行できないということもほとんどありません。

それどころか個人情報の登録なしに購入できるものさえあるのです。

子どもにもキャッシュレス決済を体験させたい、収入に不安があるけれどオンラインショッピングでカードを使いたい、そんな人には電子マネーがお勧めですよ。

プリペイドタイプを選べば使いすぎを防ぐことができる

前払い式の「プリペイド」タイプ電子マネーを使えば、先にチャージした金額以上に買い物をすることはできなくなります。

クレジットカードならば買い物限度額いっぱいまでお金を使うことが可能です。また後払い式なので、その場ではお金がなくても買い物をすることができてしまいます。
しかし、無いお金をさもあるように使えるクレジットカードでは、「使いすぎ」という事態が発生しやすくなります。クレジットカードを使って、買い物依存症に陥り、借金地獄にはまってしまう人たちもいます。

一方プリペイドタイプの電子マネーならば、あらかじめ手元にあるお金の範囲で買い物をするので使いすぎを防止してくれます。チャージや一回支払い分の限度額が低めに設定されている電子マネーを選べば、さらに安心です。

ただし、限度額が少ない電子マネーは大きな買い物で使えないという不便と隣り合わせでもあります。

またポストペイ型の電子マネーならば、クレジットカードと同じような無駄遣いの危険性もあります。自動的にチャージが行われるオートチャージというシステムにも注意しましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。

電子マネーのデメリット

払戻ができない

電子マネーにチャージしたお金は基本的に払い戻しができません(※Suicaなど一部払い戻しが可能なものもあります)。あまり使いどころのない電子マネーに現金をたくさんチャージしてしまうと、使う機会がないまま、現金化もできない袋小路に陥ってしまいます。

電子マネーにチャージするときは、「この金額を使う機会があるのか」考えてからチャージ額を決定しましょう。

また、電子マネーを選ぶ際は自分の生活圏内で使える場所がどれだけあるのか事前にチェックする必要もあります。

有効期限付きのものもある

電子マネーにチャージしたお金はいつまでも使えるとは限りません。電子マネーの中には、「最後の使用から〇年で電子マネーが失効する」と定められているものもあります。

現金ならば古い貯金箱から発見された旧札でも、その価値がなくなることはありません。しかし電子マネーは時間がたてば価値が消えてしまう場合があります。

とはいえ電子マネーの中には失効期限がないものもあります。

電子マネーを購入する前にはよく注意事項を読んで、有効期限を確認しましょう。

使えるお店の範囲は現金・クレジットカード以下

日本全国どこでも使える現金・公共料金の引き落としなどにも活躍するクレジットカード…それに比べて電子マネーが使える範囲は残念ながら狭いといわざるをえません。

事前ージが必要な電子マネーは定期購読や継続的な料金の支払い(電気代の引き落としなど)に使えない場合が多いです。

クレジットカードを使えるお店でも電子マネーが使えないことはよくあります。

さらに電子マネーごとに使えるお店の種類がかなり異なるので、「Suicaが使えるお店だから楽天Edyも使えるだろう」という推測は成り立ちません。

電子マネーで支払いを行う前に、まずお店のレジに自分が持っている電子マネーのマークがついているかを確認しましょう。

各社電子マネーのホームページに行けば、どのお店で電子マネーが使えるか確認できます。

各種電子マネーによって特徴がバラバラ

現在 様々な会社が競うように 様々な種類の電子マネーを発行しているので、統一されたルールというものがほとんどありません。

ある電子マネーは有効期限があるのに、こちらはない。こっちの電子マネーはタッチ決済で支払いできるのに、あっちの電子マネーはサインをしなけばならない。

1つの電子マネーになれたからといって、同じ使い方を別の電子マネーでできるとは限らないのです。

電子マネーの種類があまりに複雑なため、「結局現金が一番」と考える人がいるのも納得です。

しかし、電子マネーを持つことで得をすることもあります。ポイント還元、タッチ決済などすこしでも興味があるなら、お試し気分で電子マネーを使ってみるのも良いのではないでしょうか。

どの電子マネーが良いのかわからない、という人は、こちらの診断メニューをのぞいてみてください。

※記事は執筆時の公式サイトを参照に作成しています。実際に電子マネーを使用する際は公式サイトで最新情報を確認してください。
※記事内の写真提供元は写真AC・イラストAC・シルエットAC・pixabayです。

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