Kyashは株式会社 Kyashが運営する電子マネー。2015年設立の若い会社から発信されるKyashは他の電子マネーの良いところをいくつも兼ね備えています。
すっきりしたインターフェイスのアプリに、2%の高還元、さらにVISAブランドとは…使い勝手ヨシ!(2019年9月までの情報です。2019年10月からは1%のポイント還元になります)。
注意 2020年よりkyashの仕様が大幅に変更になります!詳しくはこちらのページをご覧ください。
Kyashの基本情報
発行元 | 株式会社 Kyash |
カード発行費用 | 無料(2020年より有料) |
カード発行の仕方 | Webページもしくはアプリ内で申請 |
チャージの仕方 | ・コンビニ ・セブン銀行ATM ・クレジットカード(Visa/Mastercard) ・デビットカード(Visa/Mastercard) ・銀行(ペイジー)チャージ |
ポイント還元率 | 0.5~1%(一部サービスを除く) |
貯まるポイント | Kyashポイント |
使えるお店 | 全国のVISA加盟店(1部除く) |
上限額等 | バーチャルカード本人認証済みの場合 ・1回/1日の決済上限 3万円(本人未認証で5千円) ・1か月の決済上限 12万円(本人未認証で2万円) リアルカードの場合 ・1回/1日の決済上限 5万円 ・1か月の決済上限 12万円 ・カード有効期限内決済累計上限 100万円(100万円分決済後は新しいカードへの更新が必要) |
最低入金金額 | クレジット(デビット)カード・セブン銀行ATMで1000円~ |
オートチャージ | 〇 |
電子マネーの有効期限 | 期限なし (ただしリアルカードの有効期限は5年。期限後は新しいカードに残高移行可能) |
申し込み可能年齢 | 全年齢(未成年者は保護者の同意が必要) |
電子マネー種別 | リアルカード プリペイド型 バーチャルカード |
Kyashのメリット
常時2%キャッシュバックが嬉しい

Kyashの最大のメリットといえば、還元率が常時2%であること。
この2%という数字、「20%還元」など大々的に宣伝を行っているスマホ決済(バーコード・QRコード決済)に比べれば、少し地味に見えるかもしれません。
しかし、数10%の還元率が実現されるのは期間限定であることがほとんどなので、キャンペーン期間が終われば還元率は数%に戻ってしまいます。
とはいえバーコード・QRコード決済はキャンペーン期間外でも高い還元率を実現しています。ただ支払い時にスマホアプリを操作する必要があります。スマホの操作に慣れていない人にとってはやや使い勝手が悪く感じるかもしれません。
その点、Kyashはカード型の電子マネーなので、支払いの際には店員さんにカードを渡すだけ。
クレジットカードのように使えて、しかも還元率が1%以上というのはなかなか貴重な存在です。
※年金や公共料金の支払い、金券の購入など一部還元対象外になる場合があります。詳しくはこちらから。
残念ながら2019年10月からは1%のポイント還元になりました・・・
VISAブランドカードで使えるお店が幅広い

Kyashカードにはクレジットカード会社大手VISAブランドのマークがついています。
つまりVISAクレジットカードが使えるお店なら、幅広くKyashを使用することができるのです。
2%のキャッシュバックの利点を最大限生かすためには、Kyashを使う機会を増やすことが重要です。どんなに高い還元率を持っている電子マネーでも、使えるお店が周辺になかったら意味がありません。
これは、こちらの記事でも解説したとおりです。
その点、Kyash ならコンビニ、近所のスーパー、電気店にファミレス、ネット通販とVISA加盟のお店で広く使えて、キャッシュバックを得る機会が豊富です。
※一部VISA加盟店では使えないこともあります。こちらをご覧ください。
チャージ残高の有効期限はない
電子マネーの中にはチャージした残高に有効期限が設けられているものもあります。使う機会がないまま、電子マネーを放置してしまうと、いつのまにか残高が失効。大きな損をしてしまうことになりかねません。
しかし、Kyashならばチャージ残高の有効期限がないので、安心して使うことができます。
ちなみにKyashリアルカード自体に有効期限はありますが、これはあくまでカードそのものの期限です。新しくカードを発行すれば旧カードの残高を引き継ぐことが可能です。
使える!Kyashバーチャルカードとリアルカード
Kyashにはバーチャルカードとリアルカードという2つの種類があります。
バーチャルカード
Kyashのアプリをインストールし、メールアドレスや電話番号を登録するとアプリからすぐにバーチャルカードを発行することができます。
するとバーチャルカードに記載されているカード番号を使って、インターネット上の支払いが可能になります。アプリをインストールして、残高をチャージすればすぐに使うことができるのが最大のメリットです。
ただし、アプリ内にしか存在しないカードなので、コンビニやファミレスなど実際の店舗で使用することはできません。
リアルカード
KyashアプリやKyash公式サイトから申し込みが可能なリアルカード。申し込んでから自宅に届くまで数週間の時間が必要なため、じれったく感じるかもしれません。
ただし、バーチャルカードとはちがい、実店舗でも使用することができます。Kyashをどんどん使ってキャッシュバックをたくさんもらいたいなら、リアルカードは申し込んでおくべきです。
割り勘・送金機能搭載で銀行いらず
バーコード・QRコード決済ではおなじみの便利な割り勘・送金機能はKyashにも搭載されています。
Kyashを使っている友達同士で簡単にKyash残高をやり取りできるので、面倒な口座番号の操作も必要なし。瞬時にお金のやり取りが可能です。
紛失・盗難時の処理が簡単
Kyashリアルカードを使っていて、どこかに落としてしまったり、誰かに盗まれてしまったら残高を好きに使われてしまうかもしれません。
これはクレジットカードやデビットカードにも言えること。紛失したときは、速やかに発行会社に連絡して、カードの使用を停止してもらう必要があります。
その点、Kyashはアプリを使い、「カードの一時ロック」をワンタップで行うことができるのでとても手軽です。もし、失くしたと思っていたカードがでてきたら、これまたワンタップでロックを解除することができます。
また本格的に紛失・盗難されたことが明らかになった場合はお問合せページよりカードの再発行手続きもしてもらえます。
Kyashの始め方
それでは、Kyashの始め方をご紹介しましょう。
まずは、以下のリンクよりKyashアプリをダウンロード、スマホにインストールします。
公式サイトをみると、リアルカードはアプリなしでWebページから申し込みができるのが分かります。しかし、実際の使用にはスマホ(2019年8月時点では【iPhone】iOS 11.0以上、または【Android】 Android OS 5.0以上)が必要です。使用履歴の確認などにどのみちアプリを使うことになりますので、先にアプリをインストールしておいた方が無難かと思います。
アプリを開くと、氏名、メールアドレス、パスワードなどの入力を求められます(Facebookアカウントを使うこともできます)。アプリの指示に従って必要事項を入力していきます。
すべての情報が入力できたら、画面右上のカードの追加をタップ。リアルカードorバーチャルカードの好きな方を発行しましょう。


あとは、カードに残高をチャージすればお買い物ができますよ!

Kyashの注意点
バーチャルカードは本人認証なしでは使える範囲が狭い
Kyashのバーチャルカードは本人認証を行わなければ使える金額が非常に少ないです。ただしこれはネット上でハッカーなどにキャッシュカードを使い放題にされないためのセキュリティ上必要な制限なので、デメリットとはいいがたいかもしれません。
※2019年6月19日以前にKyashの新規登録を行っていたユーザーは本人認証済みと同等の上限金額となっています。詳しくはこちら。
本人認証とは?
クレジットカード会社に登録したパスワードを使って、カードの名義人本人かどうかを確認する仕組みのことです。3Dセキュアとも呼ばれています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Kyash自体は3Dセキュア対応していない
Kyash自体は3Dセキュアに対応していないので、オンライン決済を行うときにパスワードを設定することができません。
電子マネー自体が3Dセキュアに対応している例としてはソフトバンクが発行する「ソフトバンクカード」が上げられます。
自動チャージ機能はほどほどに使う
Kyashには自動チャージ機能と呼ばれる便利な機能がついています。
これはKyashにあらかじめ登録されたクレジットカードやデビットカードを「自動チャージ」に設定しておくことで、Kyash残高が足りない分を自動的にチャージする方法です。
例えばKyashで1万円の買い物をしたいのに、Kyashには4000円しか残高がないとき、困ってしまいますよね。しかし自動チャージ設定がされていれば、1万円の会計時に自動的に6000円分がチャージされるので残高不足で支払い不能という事態が起こらないのです。
自動チャージ機能を利用すればクレジットカードのように残高を気にせずどんどんKyashを使うことができるというわけです。
ただし自動チャージは便利ですが、一方で「いくら使ったかが分からなくなる」「ついつい無駄遣いをしてしまう」というデメリットを引き起こすことにもつながります。
自動チャージ機能を使うときは、使用履歴をこまめにチェックし、ほどほどに使うようにしましょう。
リアルカードは累計支払額や有効期限に注意
リアルカードは実際の店舗でどんどん使えて非常に便利ですが、2つの期限があることに注意です。
1つは累計支払額。使い続けて累計100万円分を支払ってしまうと、カードが使えなくなってしまいます。Kyashを使い続けるためには新しいカードへの更新手続きが必要です。
カードを更新しなければならないのは面倒だけれど、累計上限があるおかげで、不正利用の予防策にはなりそうだね。
もう1つはカード自体の有効期限です。クレジットカードと同じように、Kyashのカードにも有効期限が表示されています。期限を迎えたカードはやはり更新手続きが必要です。カードに残った残高は新しいカードに移行できるので、安心してくださいね。
※記事は執筆時の公式サイトを参照に作成しています。実際に電子マネーを使用する際は公式サイトで最新情報を確認してください。
※記事内の写真提供元は写真AC・イラストAC・シルエットAC・pixabayです。
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