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お金を増やす方法には貯蓄と投資があるよね?でも2つはどう違うんだろう…。
今回は貯蓄と投資の違いを子どものお小遣いに例えながら解説するよ!
投資と貯蓄をお小遣いに例えると?
お小遣いをもらったら、あなたは何に使うでしょうか?
貯蓄はお小遣いを貯金箱に貯めておくことです。少ない金額でもコツコツ貯めればお金は確実に貯まっていきます。しかし、一気に増えることもありません。
自分のお小遣いがなかなか増えないと考えたA君は、貯金をする代わりに、人気の出そうなおもちゃを買うことにしました。A君は1年後にそのおもちゃを高い値段で売ることに成功し、お小遣いを2倍に増やしました。これが投資のメカニズムです。
しかし、もしおもちゃの人気が急になくなってしまったらA君は買った時よりも安くおもちゃを売らなくてはならないかもしれません。投資はお小遣いを増やすだけでなく、減らしてしまうリスクもあるのです。
貯蓄の意味。もっと詳しく!
子どもが貯金箱にお金を貯めるのと同じように、大人は銀行にお金を貯めます。
そして銀行はたまったお金を他の人に貸してお金を稼ぎます。どうやって稼ぐのか、それは貸したお金の金額に少しプラスしてお金を返してもらうのです。
この少しだけプラスされたお金のことを利息と言います。
逆に、銀行はお金を預けてくれた人には利息を支払ってくれます。
銀行にお金を預けた人は銀行にお金を貸しているようなものなので、その分利息が受け取れるのです。
基本的にお金を預ける期間が長いほど、利息は増えます。
昔は利息がとても高かったので、貯蓄をしているだけでもお金は増えました。
貯金箱にお金を入れているだけでお金が増えるなんて夢のようですね。しかし、現在は利息がかなり低くなっているため、貯蓄しているだけではほとんどお金は増えません。
一方、「預金保証制度」によって仮に銀行が倒産してしまっても1000万円(とその利息)はしっかり守られますので安全性は高いです。
貯蓄の種類
貯蓄は基本的に次の2つがあります。
普通預金(通常貯金)
いつでも預けられますし、いつでも引き出せます。もらえる利息の割合(金利)が変動するのが特徴です。例えば100万円預けたら1%の利息が付く年もあれば、0.1%しか利息が付かない年もあります。このようにもらえる利息の割合が変化するのを「変動金利」と言います。
定期預金(定期貯金)
預け入れる期間が決まっていて、その間は引き出せません。
その代わり、もらえる利息が高めに設定されている場合が多いです。
引き出せないといっても、解約自体は可能です。ただし、決められた期間より前に解約すると、ペナルティとして途中解約利率が適応され、もらえる利息が少なくなってしまいます…。もらえる利息の割合が固定されている(固定金利)なのが特徴です。
銀行や信用金庫に預けたお金は「預金」、JAやゆうちょ銀行に預けたお金は「貯金」です。
利息は先に説明したように「お金を貸し借りしたときに、プラスされる手数料のようなもの」です。同じ意味の言葉に利子があります。基本的には同じ概念と考えていいですが、使い分けについては以下の表を参考にしてください。
立場による分け方 | お金を貸したほうから見たプラスでもらうお金を利息 お金を借りたほうからみたプラスで払うお金を利子 |
取扱金融機関での分け方 | 銀行等が払うのが利息 ゆうちょ等が払うのが利子 |
投資の意味。もっと詳しく!
A君がお小遣いをおもちゃに代えて値上がりするのを待ったように、投資はお金を別の将来値上がりすると思われる何かに代える行為です。
何に投資するのか、によって投資の種類が分かれます。
有名なのは、株を買う「株式投資」と不動産を買う「不動産投資」です。
株とは会社が「会社の一部の権利をあげるからお金を貸して」と発行するものです。
会社の価値や人気などによって、株の価格は上下するので安い時に買って高い時に売ればもうかります。
不動産とは土地やビルなどの建物のことです。
土地や建物も便利な施設が近くにできると値上がりしたりするので、安い時に買って高い時に売ればもうかります。
なお、「買った値段よりも高く売る」以外にも、投資で儲ける方法はあります。
株を持っている人は、配当金と呼ばれるお金を受け取る権利がもらえます。株を売らなくても株を持っているだけで、定期的にお金を受け取れるのです。
また不動産を持っている人は、その不動産を誰かに貸すことでお金を稼げます。
多様な稼ぎ方ができるのが、投資の魅力です。
ただし、株や不動産などの買ったものが思ったほど人気がでない、あるいは何らかの原因で人気がなくなってしまったら大きく損をすることもあります。
貯蓄と投資のメリットとデメリット
投資と貯蓄のメリットとデメリットをまとめてみました。
【メリット】
投資 | 貯蓄 |
---|---|
お金が増えるかもしれない | お金を確実に貯められ、急な出費があっても安心 |
投資商品の売り買い以外にも、家賃収入や配当金などがもらえる | 利息が付く |
損をすると税金が戻ってくることがある | 預金が保護される |
【デメリット】
投資 | 貯蓄 |
---|---|
お金を失うことがある | お金があまり増えない |
投資の勉強をする必要がある | お金自体の価値が下がってしまうと損をする |
急な出費に対応しづらい | 商品の種類が少ない |
投資に向いている人と貯蓄に向いている人の特徴
最後に、投資に向いている人と貯蓄に向いている人の特徴を紹介します。
あなたはどっちかな?
投資に向いている人の特徴
生活に必要なお金が十分ある人
投資で成功するには、ある程度の資金が必要です。また、いつ儲かるのか、いつ損をするのか予測するのはプロでも不可能です。
もし日々の生活に必要なお金でいっぱいいっぱいの人が投資をしたらどうなるでしょうか。食べ物や電気代を払うお金を投資につぎ込んだり、結果を焦りすぎて大損する可能性があります。
投資をする場合は、まず生活のためのお金を確保してからが大原則です。
長期的にお金を増やしたい人
短期間で投資の結果を出す(儲ける)のはとても難しいです。
そのため、長期的にお金を増やしたいという目的を持っている人が投資に向いています。より良い投資のためには時間が必要なため、若いうちから始めることが望ましいといわれています。
投資について勉強する意欲と時間がある人
投資の種類はとても多く、どの商品を選ぶかだけでも知識が必要です。投資商品を購入した後もリスク管理や運用方法など、多くの勉強が必要になります。
そのため投資について勉強する意欲と時間がある人が投資に向いています。
あまり勉強せずに儲けたいと思うと、投資詐欺に引っかかりやすくなるので要注意!
貯蓄に向いている人の特徴
リスクをとることに抵抗が強い人
リスクをとることに抵抗がある人は、投資よりも貯蓄に向いています。
銀行に預けたお金はいきなり増えることもないですが、いきなり減ることもないです。また銀行が破綻した場合でも1000万円までは「預金保証制度」で守られているので安心できます。
お金があまりない人
お金があまりない人は、大きな損をする可能性がある投資よりも貯蓄の方が向いています。
貯蓄は少ない金額からでも始められるうえ、確実にお金を貯めることが可能です。
投資に興味がある人も、手持ちのお金が少ない場合は貯蓄で目標金額を貯めてから挑戦しましょう。
まとまったお金を使う予定がある人
家を買う、大学の学費を払う、商売を始めたいなどなど、まとまったお金を将来使う予定がある人は投資ではなく貯蓄を選びましょう。
投資はいつどれぐらい儲かるのか分かりません。お金が必要な時に、儲かっているのか損をしているのか分からないのでは困りますよね。
まとめ
貯蓄は安全性が高く確実にお金を貯められますが、利回りは低いというデメリットがあります。
投資はお金を大きく増やせる可能性がある一方で、リスクも大きいため、知識や時間を投資する必要があります。また、失敗すればお金を失う可能性もあるので、リスクをとることに抵抗がある人には向いていません。
自分自身の目的やライフスタイルに合わせて、貯蓄と投資をうまく使い分けることが大切です。