電子マネーの還元率が次々改悪されていくけど、還元率1%越えのPayPayはやっぱりお得だね。
ところが2020年4月からは還元率が大きく変わっちゃうんだ。通常の還元率は0.5%といきなり1/3に…
え!じゃあ1.5%還元はもうないの?
条件を満たせば1.5%還元になるけど、結構厳しめだよね…
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PayPay2020年4月からの還元制度
PayPayの還元率は2019年9月以前は3%とびっくりするほど高水準でした。しかし、消費税増税の2019年10月より還元率を1.5%(PayPay残高あるいはヤフーカードで支払った場合)に半減します。
それでも条件なしでの1%以上還元はありがたいものでした。
ところが2020年3月に規約が変更され、4月からは通常還元率が0.5%と一気に落ちてしまいまうことが明らかになりました。
ただしある条件を満たすと還元率を1.5%のままに維持できます。
その条件とは
①前の月の100円以上の決済が1ヶ月に50回以上
②前の月の決済金額が10万円以上
の2つです。この2つの条件を合わせて満たすことで還元率は1.5%になります。
仮に①のみあるいは②のみ満たすと、⁺0.5%で還元率は1%になります。
1か月に50回以上の決済だと、毎日1回PayPayを使っても足りないよね。
あらゆる支払いをPayPayに集中させれば実現できるかも。でもPayPayを導入していない店舗もあるから、なかなか難しい条件だと思うよ…
参考:LINE Payの還元制度
PayPayのライバルとみられているLINE Payについての還元制度も見ておきましょう。
2020年2月末日現在の還元率は
通常で0.5%
前の月の決済が10,000円以上で0.8%
前の月の決済が50,000円以上で1%
前の月の決済が100,000円以上で2%
となっています。
判定条件が比較的緩やかなので、ポイント還元率を上げやすい点が特徴です。またLINE Payの場合バーコード決済だけでなく、Google PayやLINE Payカード支払いにも対応しているので10万円決済のハードルが少し低くなるのではないでしょうか。
現時点では10万円決済の還元率も2%と高いので、今後PayPayから乗り換えを検討してもよいでしょう。
LINE Payでは2020年5月より、クレジットカードチャージ以外の還元率が0%になります。その点を考慮すればクレジットカードを持っていない人にとってはPayPayの方がまだお得ですね。
まちかどペイペイ第3弾に期待
2019年10月PayPayはその還元率低下を圧倒するような大規模なキャンペーンを立て続けに行い、利用者が離れるのを防いできました。今回の還元率激減に対しても、大キャンペーンを打ち出しています。
それは4月1日から4月30日まで行われる「まちかどペイペイ」第3弾です。

キャンペーンの概要はキャッシュレス消費者還元事業5%の対象事業者で買い物をすると、+5%が還元されるというもの。
つまりトータルでの10%の還元を受けられるというものです。
2%還元事業者は今回のキャンペーンの対象外です。
ただし還元上限金額があり、
還元事業による5%部分は1回当たり、もしくは1か月あたりの付与上限が25000円(決済対象額500,000円)まで。
まちかどペイペイの還元は1回当たり250円まで(決済対象金額5,000円)。1か月あたり2,500円まで(決済対象金額50,000円)となっています。
ややこしいけど、どういうこと?
仮に買い物で8,000円をPayPayを使って支払ったとしましょう。このお店が消費者還元事業5%の対象店だった場合、
5,000円部分にはまちかどペイペイと5%還元部分が適応され、
5000円×5%(まちかどペイペイ)+5000円×5%(還元事業)=500円の還元を受けることができます。
しかし5000円を超える部分にはまちかどペイペイが適用されず、還元事業の得点のみが適用されるので、
(8000円-5000円)×5%(還元事業)=150円の還元。
つまり8000円払うと計650円の還元を受けることになります。10%である800円の還元はされないということですね。
とはいえ、10%の還元がありがたいのは確かです。還元率激減は非常に残念ですが、少なくとも4月中はPayPayから離れるのは損と言えるでしょう。
※記事は執筆時のアプリ上のお知らせや公式サイトを参照に作成しています。実際に電子マネーを使用する際は公式サイトで最新情報を確認してください。
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